【交響曲】
- レーベル: 英 DECCA
- レコード番号: SXL-6538
- オリジナリティ: スモール・ラベル、1stラベル
曲目:
- モーツァルト:交響曲No.38「プラハ」
- シューベルト:交響曲No.8「未完成」
演奏
- 指揮: ベンジャミン・ブリテン
- 管弦楽: イギリス室内管弦楽団
アマデウスクラシックス
夏、仕事に不満を持つ青年が奉公先から「さすらい」の旅にでてしまう。しかし「どこへ?」、やりたい事に当てがあったわけじゃない。清水のせせらぎに導かれて小川に来ると美しい少女が水遊びをしていた。良いものが観られたありがとうと「小川への感謝」。少女の事を知りたい、でも彼女は既に誰かのものかも知れない。勝手な「疑い」が浮かんでくる。
「朝の挨拶」をしてみた。少女が挨拶を返してくれた。あぁ、とても嬉しい。月が美しいからと誘い出したものの何をどう話して良いやら、おろおろ。ポツポツと会話(の様なもの)をしているとポツポツと雨が降ってきて「雨が降ってきたわね。さよなら、わたし家に帰るわ」
うわぁ、なんて嬉しいんだ。「お休み」愛しいリュートよ、いつか僕が上手に奏でよう。
・・・
騒がしい、犬たちが騒いで居るぞ。角笛の音がする。「狩人」がやってきた。もじゃもじゃヒゲの野蛮な連中だ。
え、なんてことだ。彼女はあんな男が良いと言うのか。僕に小川で綺麗な花をくれたじゃないか、「しぼんだ花」をどうしたらいいのだろう。でも、いつか僕を選ぶべきだったと気がついてくれる「あの人は誠実だった」と。
「水車屋と小川」は語る。
| 19. Der Müller und der Bach | 水車職人と小川 |
| (Der Müller) | (水車職人) |
| Wo ein treues Herze | ある誠実な心が |
| In Liebe vergeht, | 愛に消えると、 |
| Da welken die Lilien | 百合の花はしおれてしまう、 |
| Auf jedem Beet. | あらゆる花壇で。
|
| Da muß in die Wolken | また雲の中へと |
| Der Vollmond gehn, | 満月も入っていくはず。 |
| Damit seine Tränen | その涙を |
| Die Menschen nicht sehn. | 誰かが見てしまわないように。
|
| Da halten die Englein | そして天使たちも |
| Die Augen sich zu. | 目を閉じて、 |
| Und Schluchzen und singen | すすり泣き、歌って |
| Die Seele zur Ruh'. | 魂に安らぎを与えてくれるんだ。
|
| (Der Bach) | (小川) |
| Und wenn sich die Liebe | そして愛が |
| Dem Schmerz entringt, | 苦しみから解放されれば、 |
| Ein Sternlein, ein neues, | 星が、新しい星が |
| Am Himmel erblinkt. | 天に輝きます。
|
| Da springen drei Rosen, | その時には三つのバラが咲き出でます、 |
| Halb rot und halb weiß. | 半ば紅く、半ば白く、 |
| Die welken nicht wieder, | もはや枯れることのないバラが、 |
| Aus Dornenreis. | いばらの枝の中から。
|
| Und die Engelein schneiden | そして天使たちも |
| Die Flügel sich ab, | その翼を切り落として、 |
| Und gehn alle Morgen | あらゆる朝に |
| Zur Erde herab. | 地上へと降りて来るのです。
|
| (Der Müller) | (水車職人) |
| Ach, Bächlein, liebes Bächlein, | ああ、小川よ、愛する小川よ、 |
| Du meinst es so gut: | おまえはそんなにも親身に考えてくれる。 |
| Ach, Bächlein, aber weißt du, | ああ、小川よ、知っているのか? |
| Wie Liebe tut? | 愛が何をするのかを。
|
| Ach, unten, da unten, | ああ、底に、その川底に |
| Die kühle Ruh'! | 冷たい安らぎが! |
| Ach, Bächlein, liebes Bachlein, | ああ、小川よ、愛する小川よ、 |
| So singe nur zu. | そうやってただひたむきに歌っておくれ。 |
そして「小川の子守歌」。
小川はやがて大海に注ぐ、青年よ家へお帰り。あなたの心を悩ませる悪い娘は近づかないようにしたから安心をし。満月が昇り霧が晴れると、上には空がなんて広々としている事でしょう。
午前6時からのNHK-FM「音楽の泉」は、シューベルトの連作歌曲「美しき水車小屋の娘」から。ウィルヘルム・ミューラーの詩、20曲から11曲をディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウの録音で聴きます。ピアノ伴奏をイェルク・デムスした1968年の DEUTSCHE GRAMMOPHON盤。曲中にリュートが小道具として出てくる。美しい娘の身体を思わせるものであり、ギター伴奏で演奏される機会もあります。重々しいピアノよりも、イェルク・デムスの古いピアノを思わせる音色はふさわしいと思います。
- シューベルトの歌曲集“美しい水車屋の娘” - 「歌曲集“美しい水車屋の娘”から」 シューベルト作曲
(39分35秒)
・さすらい ・どこへ ・小川への感謝 ・うたがい
・朝のあいさつ ・涙の雨 ・休み ・かりゅうど
・しぼんだ花 ・水車屋と小川 ・小川のこもり歌
(バリトン)ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ
(ピアノ)イェルク・デムス
<グラモフォン POCG-30171>via cgi4.nhk.or.jp
仏PATHÉ MARCONI盤。《未完成》は1950年1月19〜21日、《ロザムンデ》序曲は51年1月3日、17日、バレエ音楽は50年2月2日のスタジオ録音と言う事で、晩年のフルヴェンの録音の中でも比較的良い音質で聴ける1枚です。《未完成》は音に歪みは無く、パテ・マルコーニのカッティングということもあって音の彫りもあり尚かつその音質には一種の気品があります。 http://ow.ly/4IWBk
【交響曲】
曲目:
演奏:
CDは各種有り、音質も様々です シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」/ロザムンデ序曲
畏敬していたベートーヴェンの陰に隠れ、ただただ彼の成功を応援する友人たちのためだけに作曲をするだけで存命中は貧乏で薄幸の生涯だった。と言われている彼。歌曲王シューベルトの誕生日が、1月31日です。「僕は作曲するためだけに生まれてきたんだ」とシューベルトは言っていたと言いますが、名声には無頓着だったのかどうか当時は作曲してもたいした値段には成らなかったという歌曲。しかもシューベルトの旋律は覚えやすかったので、耳コピーで街中の人に憶えられてしまって楽譜はとんと商売にならなかったとか。
名盤カレンダー、1月31日のディスクは「Mass in G Major」。ミサ曲と言っても荘厳さよりも敬虔さが表面だった賛美歌みたい。敷居の高さはありません。リラクゼーションをクラシックに求めて聴く人が多い昨今、最もふさわしく再注目される時ではないでしょうか? なかでも闘病の末に復活したアバドの指揮でのCDは、マーラーの録音よりも透明感と説得力があります。独唱者にバーバラ・ボニーさんらが揃っていて、耳障り良く。録音もグラモフォン独特のまろやかさ。再認識されて欲しい度:★★★★
黒い影がずっと着いてくる
身を隠すでもなくそっと
前の街から
わたしの行方を見届けようと、鴉が着いてくる
歌曲の王、フランツ・シューベルトが亡くなった日が今日。1828年の事です。前年がベートーヴェンが亡くなった年で、シューベルトの有名な「未完成交響曲」は1824年の作曲。中学の頃に見た楽聖映画・・・ベートーヴェンやショパンといった作曲家の伝記映画を、戦争前には"楽聖映画"と銘打っていました。わたしが観たのは、図書館での上映だったか、NHKテレビだったか、ローカルの熊本の深夜の映画放送でも観たと思います。熊本の有名な映画評論家さんが前説明をされて、CM無しか、途中で1回か、2回短く1分以内のCMがながれる程度でした。
シューベルトはベートーヴェンを手本にして、交響曲の作曲家を目指していました。指揮者であるとか、諸侯の宮廷音楽家になりたかったようです。しかし時代は、宮廷の音楽からブルジョワジーへと変わっていった時代で父親が運営していた学校の教師を甘んじて従わなければ食事に事欠く次第。ハイドンと同じく、現在のウィーン少年合唱団の前進になる合唱団に在籍していたほどのシューベルトですから、かなりの美声であったと思います。若い頃の肖像は美男子ですね。学校の音楽室で見慣れたシューベルトの肖像は、度の厚いメガネをかけていて美男子とは言えない風体ですけどね。
顔だけではなくて、身体中に吹き出物があったそうです。どうしても音楽家になりたくて、教師の仕事はそっちのけでピアノに向かっていたし、友達づきあいだけは良かったので大人が通うところにも良く通っていたそうです。ウィーンは娼婦宿の有名な地でもあります。川魚とか食べ物も美味しいそうだし、そういった土地は女性の仕事も様々。
SYMPHONIE INACHEVEE
(FRANZ SCHUBERT)
GRAND ORCHSTRE SYMPHONIQUE
sous la direction de SELMAR MEYROWITZ
Paris, 1934
PAT 98 matrix CPTX 342-2 / M6-90764
Ⅰ Allegro moderato
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