2011年4月30日土曜日

今日は一日“戦後歌謡”三昧 - 2011年4月29日、NHK-FM

祝日にNHK-FMで放送されている「今日は一日○○三昧」。4月29日は“戦後歌謡”でした。リクエストで選曲されているから、キャンディーズの“あなたに夢中”がオンエアされたときには済し崩しにキャンディーズ特集になるのではないかと思いました。でも、14曲が紹介された三橋美智也さんの特集となったのは聴き手の趣向が違っていたという事でしょう。昭和50年代の曲では、さとう宗幸さんの「青葉城恋唄」が聴く事が出来ました。母もこの曲は好きでしたから戦後歌謡史には何時までも残っていくでしょうね。

(2011-04-30_23

スタジオの写真。CDを使って放送されたのは残念なところ。リクエストに即応するためにはやむを得ないけれども、レコードを使った番組を製作して欲しい。

SPレコードのうた《哀愁列車》 - 熊本弁訳

惚れて、惚れて、惚れておるとに行くオルに、旅ば急かすっベルん音。辛かホームに来はしたが、未練心に躓じぃて落とす涙の哀愁列車。
燃えち、燃えち、燃えち過ごした湯の宿に、後ろ髪引く灯りが一つ。今宵逢瀬を待ちわびっ。君の幸せ祈りつつ、旅に逃るる哀愁列車。
泣ゃあち、泣ゃあち、泣ゃあちおっとば知らんぷり、窓は二人を遠くする。堪えきれずに見返れっと、すがるせつない瞳のような、星が飛ぶ飛ぶ哀愁列車。

哀愁列車 試聴する

 

2011年4月29日金曜日

シューマン:ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲 イエルク・デムス(ピアノ)、バリリSQ http://ow.ly/4JtYA

米WESTMINSTER盤。最初は WL 規格で出したものを RIAA カーヴで切り直したレコードの1stで、WL 規格の盤よりもこちらの方がよりバランスの良い再生が出来ます。(但し、イコライザーでの調整が出来る方は別)。演奏は、この曲のベストにあげられるものの一つでバリリ弦楽四重奏団の甘い音と歌心が、シューマンのロマンティシズムを感じさせます。室内楽の宝庫ウェストミンスターの誇る名盤の1枚と言えるでしょう。 http://ow.ly/4JtYA

Xwn18575

【室内楽曲】

  • レーベル:米 WESTMINSTER
  • レコード番号:XWN - 18575
  • オリジナリティ:ブルー・ラベル、ミゾ有り

曲目:シューマン:ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲

演奏:

  • ピアノ:イェルク・デムス
  • 弦楽合奏:バリリ四重奏団

このふたつの室内楽作品の幻想性には心を奪われる。奥泉光の小説『シューマンの指』を読むときにぴったりのCD: シューマン:ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲

 

ブラームス:ピアノ協奏曲No.1 ルービンシュタイン(ピアノ)、メータ指揮イスラエル・フィル http://ow.ly/4JtvV

英DECCA盤。1976年、ルービンシュタイン89歳の時のライヴ録音ですが各誌で推薦盤となっていて、バックのメータの指揮についてはルービンシュタイン自身が高い評価を与えています。『それは忘れがたいものだった』と・・・・。録音は76年のDECCAだけに、もちろん優秀。 http://ow.ly/4JtvV

Sxl6797

【協奏曲】

  • レーベル:英 DECCA
  • レコード番号:SXL - 6797
  • オリジナリティ:スモール・ラベル、1stラベル

曲目:ブラームス:ピアノ協奏曲 No.1

演奏:

  • ピアノ:アルトゥール・ルービンシュタイン
  • 指揮:ズービン・メータ
  • 管弦楽:イスラエル・フィル

ルービンシュタインが、コンサートからの引退を表明した76年に89歳で行なった録音だけど若きメータに呼応して年齢を感じさせない瑞々しさ。同じ音源はRCA盤でも発売されました。CD: ブラームス:ピアノ協奏曲第1番

 

ファリャ:スペインの庭の夜、ショパン:ピアノ協奏曲No.2 アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)、コミッシォーナ指揮スイス・ロマンド管弦楽団 http://ow.ly/4Jtjl

英DECCA盤。1971年録音。当時のDECCAだけに音質は優秀。粒立ちが良くころころと転がるピアノの美音が楽しめます。 http://ow.ly/4Jtjl

Sxl6528

【協奏曲】

  • レーベル:英 DECCA
  • レコード番号:SXL - 6528
  • オリジナリティ:ED-4、1stラベル

曲目:

  1. ファリャ:スペインの庭の夜
  2. ショパン:ピアノ協奏曲No.2

演奏:

  • ピアノ:アリシア・デ・ラローチャ
  • 指揮:セルジュ・コミッシォーナ
  • 管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団

デ・ブルゴスとの演奏はCDで聴く事が出来ます。コミッシォーナとの録音はハチャトゥリアンを組み合わせてCD化: ファリャ:スペインの庭の夜

 

ブルックナー:交響曲 No.3 ベーム指揮ウィーン・フィル http://ow.ly/4Jsos

英DECCA盤。1970年録音。ベームの指揮は気迫に満ち各評論家から、この曲のベストにあげられる名盤です。音質は70年のDECCAだけにもちろん優秀、エネルギー感があり、歪み感は無く迫力に満ちたものです。同じDECCAの《ロマンティック》をお持ちの方なら、同等の音質です。 http://ow.ly/4Jsos

Sxl6505

【交響曲】

  • レーベル:英 DECCA
  • レコード番号:SXL - 6505
  • オリジナリティ:ffss、スモール・ラベル、1stラベル

曲目:ブルックナー:交響曲 No.3

演奏:

  • 指揮:カール・ベーム
  • 管弦楽:ウィーン・フィル

ウィーン・フィルの弦楽器の美しさ。ブルックナーの3番で聴きやすさ、曲の良さを分からせてくれた録音でした。 ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」

 

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタNo.12,No.18 ウィルヘルム・バックハウス(ピアノ) http://ow.ly/4JpSC

英DECCA盤。1963年録音。全集の中の1枚です。演奏の良さは言うに及ばず。その音質は当時「柔らかく、芯があって虹色の光彩を放つ黄金のタッチ」と言われたもので、このLPにはまさにその通りの音が入っています。 http://ow.ly/4JpSC

Sxl6064

【器楽曲】

  • レーベル:英 DECCA
  • レコード番号:SXL - 6064
  • オリジナリティ:ffss、スモール・ラベル、ED=4

曲目:ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ No.12,No.18

演奏:ピアノ:ウィルヘルム・バックハウス

ベートーヴェンの32曲あるソナタのうち31曲をステレオ録音。唯一録音が残されることの無かった1曲が悔やまれる。CDは未録音の1曲はモノーラル盤で補完。やむなし。 ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集

 

プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》全曲 フレーニ、パヴァロッティ、カラヤン指揮ベルリン・フィル http://ow.ly/4JoMs

英DECCA盤。1972年録音。あくまで可憐なフレーニのミミと、キング・オブ・ハイCのパヴァロッティ、そして何処までも雄弁なベルリン・フィル。各評論家によってベストにあげられる名盤です。(或いは少し立派すぎる演奏かとも思いますが)但し、録音の優秀さも考えれば、これを上回るレコードはなかなか無いでしょう。ベルリン・フィルの豊穣な水も滴る美音を見事に録らえ、声もエネルギー感に満ちた素晴らしい音質です。(TAS推薦盤) http://ow.ly/4JoMs

Set565

【オペラ】

  • レーベル:英 DECCA
  • レコード番号:SET - 565/6
  • オリジナリティ:1stラベル、2LP

曲目:プッチーニ:ラ・ボエーム全曲

演奏:

  • ソプラノ:ミレッラ・フレーニ
  • テノール:ルチアーノ・パヴァロッティ
  • 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
  • 管弦楽:ベルリン・フィル

レコードで聴かせる最上のオペラ。日常的なシチュエーションのドラマなだけに映像の補助無く聴いてイメージしやすい「ラ・ボエーム」。でも、それは録音としての演出は難しそう。カラヤン盤はゴージャスに過ぎる印象はある。CDは プッチーニ:歌劇「ボエーム」(デラックス版)

 

マーラー:子供の魔法の角笛 ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ、エリザベート・シュワルツコップ、セル指揮ロンドン交響楽団 http://ow.ly/4Joku

英EMI盤。1968年録音。この頃までのEMIは大変に優秀な音質でこの盤もその例に漏れず、声、オーケストラ共に艶と輝きがあり、歪み感は一切なく抜群の優秀録音です。何故かSANシリーズは優秀録音が多いような・・・・。 http://ow.ly/4Joku

San218

【声楽曲】

  • レーベル:英 EMI
  • レコード番号:SAN - 218
  • オリジナリティ:ブラック・エンジェル・ラベル、1stラベル

曲目:マーラー:子供の魔法の角笛

演奏:

  • バリトン:ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ
  • ソプラノ:エリザベート・シュワルツコップ
  • 指揮:ジョージ・セル
  • 管弦楽:ロンドン交響楽団

レコードで「子供の不思議な角笛」を始めて聴くという機会では最初にであう録音。CDは マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」

 

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲No.1 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、コンドラシン指揮バイエルン放送交響楽団 http://ow.ly/4JnI1

蘭PHILIPS盤。このレコードが発売された1982年当時、私が務めていたレコード店で最も良く売れたレコードがこの盤だったことを懐かしく思い出します。それほどに凄い人気でした。予約だけで200枚ほど有り、これはクラシックでは考えられない数字です。 http://ow.ly/4JnI1

Phillips6514118

【協奏曲】

  • レーベル:蘭 PHILIPS
  • レコード番号:6514 118
  • オリジナリティ:レッド・ラベル、オリジナル

曲目:チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 No.1

演奏:

  • ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
  • 指揮:キリル・コンドラシン
  • 管弦楽:バイエルン放送交響楽団

クラシックのベスト中のベスト。CDは ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 共にライヴ録音の2大名曲の取り合わせ、二組の指揮者とオーケストラを相手に30歳代のアルゲリッチの奔放で緻密な演奏の刺激は未だに聴き手に感じさせる感動は衰えず。

 

ホワイトハウスのパブロ・カザルス http://ow.ly/4J6hY

米COLUMBIA盤。「鳥の歌」で有名な1961年のホワイト・ハウス・コンサート。この時の招待客がすごいの一言。コープランド、バーバー、ホヴァネス、メノッティ、他の当時の一流の作曲家と共にバーンスタイン、オーマンディ、ストコフスキー、さらにはケネディ大統領!まあ空前絶後の聴衆と言えるでしょう。録音はモノーラル。 http://ow.ly/4J6hY

Kl5726

【室内楽】

  • レーベル:米 COLUMBIA
  • レコード番号:KL - 5726
  • オリジナリティ:6EYEラベル、1stラベル

曲目:ホワイト・ハウスのパブロ・カザルス

  1. メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 No.1
  2. シューマン:アダージョとアレグロ
  3. クープラン:コンサート・ピース
  4. カタロニア民謡:鳥の歌

演奏:

  • チェロ:パブロ・カザルス
  • ピアノ:ミエチスラフ・ホルショフスキー
  • ヴァイオリン:アレクサンダー・シュナイダー

1938年以来公の席では演奏を中止していた巨匠が、ケネディ大統領に招かれて一世一代の名演を残したもの。ライヴ録音のハンディもあるのに室内楽では最も聴かれています。 鳥の歌-ホワイトハウス・コンサート

 

古代ギリシャの音楽 グレゴリオ・パニアグア/アトリウム・ムジケー http://ow.ly/4J3cC

仏HARMONIA MUNDI盤。Hi-Fiマニアなら誰一人知らぬ人のいない超優秀録音盤。当店でも1970年代から80年代にかけて最も売れた、クラシックの輸入盤でした。入荷する度にその日で売れてしまったような記憶があります。 http://ow.ly/4J3cC

Hm1015

【バロック】

  • レーベル:仏 HARMONIA MUNDI
  • レコード番号:HM - 1015
  • オリジナリティ:ブラック・ラベル、1stラベル

曲目:古代ギリシャの音楽

演奏:グレゴリオ・パニアグア/アトリウム・ムジケー

オーディオ評論家故長岡鉄男氏が「長岡鉄男のレコード漫談」のなかで取り上げて良く知られています。数少ない資料から楽譜、楽器、演奏法をまさに「復元」。1979年録音。 Musique de la Grece Antique

 

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲No.5、J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲No.2 エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)、ウォルドマン指揮エテルナ室内管弦楽団 http://ow.ly/4J0vw

米DECCA盤。女流ヴァイオリニストの最高の一人として、伸びやかな歌心とリリシズムを聴かせるモリーニのステレオ録音盤。録音も艶やかなヴァイオリンの音を良く録らえたもので、オリジナルということもあり鮮度感充分です。それは美しいヴァイオリンの音色です。 http://ow.ly/4J0vw

Dl710053

【協奏曲】

  • レーベル:米 DECCA
  • レコード番号:DL - 710053
  • オリジナリティ:ゴールド・ラベル、1stラベル

曲目:

  1. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 No.5
  2. J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 No.2

演奏:

  • ヴァイオリン:エリカ・モリーニ
  • 指揮:フレデリック・ウォルドマン
  • 管弦楽:エテルナ室内管弦楽団

ウィーンの気品。典雅で上品なヴァイオリンの音色 ウィーンのエレガンス”エリカ・モリーニの芸術

 

2011年4月28日木曜日

シューベルト:交響曲No.8《未完成》、《ロザムンデ》序曲、バレエ音楽No.2 ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル http://ow.ly/4IWBk

仏PATHÉ MARCONI盤。《未完成》は1950年1月19〜21日、《ロザムンデ》序曲は51年1月3日、17日、バレエ音楽は50年2月2日のスタジオ録音と言う事で、晩年のフルヴェンの録音の中でも比較的良い音質で聴ける1枚です。《未完成》は音に歪みは無く、パテ・マルコーニのカッティングということもあって音の彫りもあり尚かつその音質には一種の気品があります。 http://ow.ly/4IWBk

Falp30043

【交響曲】

  • レーベル:仏 PATHÉ MARCONI
  • レコード番号:FALP-30043
  • オリジナリティ:1stラベル

曲目:

  1. シューベルト:交響曲 No.8 《未完成》
  2. シューベルト:《ロザムンデ》序曲、バレエ音楽 No.2

演奏:

  • 指揮:ウィルヘルム・フルトヴェングラー
  • 管弦楽:ウィーン・フィル

CDは各種有り、音質も様々です シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」/ロザムンデ序曲

 

【30センチ至宝のアート】カルロ・マリア・ジュリーニ指揮の《ドビュッシー:海》 - DGGオリジナル盤のジャケット・デザイン・コレクション http://ow.ly/4IRNA

レコードには買いやすくなるタイミングというのがあります。洋服であろうと何かと同じではないでしょうか。
1970年代のジュリーニのドビュッシーの海などは、カラヤンの海が年々高くなっているのに動揺するよりも絶好のタイミングだと思います。
カラヤンの1960年代の録音は、同じアナログとは言っても真空管アンプでカッティングしているのですから別物と切って捨てはしないまでも違和感を感じています。今はまだブルーリングラベルの独DGG盤も、一部に高額方向に向かっているところでリイシュー盤よりも安い価格でオリジナル盤を手に入れやすいです。

ドビュッシーの海 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮のDGGオリジナル盤のジャケット・デザイン・コレクション
レーベル:独 DEUTSCHE GRAMMOPHON
レコード番号:2561 264
オリジナリティ:ブルーリング・ラベル

演奏:CALRO MARIA GIULINI/LOS ANGELES PHILHARMONIC ORCHESTRA/カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ロサンゼルス・フィル
曲目:DEBUSSY:LA MER、RAVEL:RAPSODIE ESPAGNOLE、MA MERE L'OYE/ドビュッシー作曲「海」、ラヴェル作曲「スペイン狂詩曲、マ・メール・ロア

ジュリーニのDG盤はCDは入手難 ドビュッシー:交響詩「海」/管弦楽のための映像@ジュリーニ/LAPO他

【30センチ至宝のアート】カルロ・マリア・ジュリーニ指揮の《ドビュッシー:海》 - DGGオリジナル盤のジャケット・デザイン・コレクション http://ow.ly/4IRNA

レコードには買いやすくなるタイミングというのがあります。洋服であろうと何かと同じではないでしょうか。
1970年代のジュリーニのドビュッシーの海などは、カラヤンの海が年々高くなっているのに動揺するよりも絶好のタイミングだと思います。
カラヤンの1960年代の録音は、同じアナログとは言っても真空管アンプでカッティングしているのですから別物と切って捨てはしないまでも違和感を感じています。今はまだブルーリングラベルの独DGG盤も、一部に高額方向に向かっているところでリイシュー盤よりも安い価格でオリジナル盤を手に入れやすいです。

ドビュッシーの海 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮のDGGオリジナル盤のジャケット・デザイン・コレクション
レーベル:独 DEUTSCHE GRAMMOPHON
レコード番号:2561 264
オリジナリティ:ブルーリング・ラベル

演奏:CALRO MARIA GIULINI/LOS ANGELES PHILHARMONIC ORCHESTRA/カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ロサンゼルス・フィル
曲目:DEBUSSY:LA MER、RAVEL:RAPSODIE ESPAGNOLE、MA MERE L'OYE/ドビュッシー作曲「海」、ラヴェル作曲「スペイン狂詩曲、マ・メール・ロア

ジュリーニのDG盤はCDは入手難 ドビュッシー:交響詩「海」/管弦楽のための映像@ジュリーニ/LAPO他

【蓄音機の音】聴きませんか - 第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートから《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ニ短調 第1楽章から第1面》 http://ow.ly/4IIrh

ドヴォルザークのお父さんはプラハのちょっと離れた、ほんと小さい村で宿屋と肉屋さんを営んでおられた。非常に陽気な人で歌を歌うのが好き、それからヴァイオリンとチターをかなり上手に弾いておられたということで、そう言う環境の中で育ったものだから5歳の頃にはドヴォルザークは、ヴァイオリンを習って6,7歳の頃にはお父さんと一緒に宿屋に来るお客さんの前で弾いて見せて、みんなが『あぁ、上手ねぇ』って言うとそれを非常に喜んでですね、お父さんは見とったと云う事です。(第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートでの解説よりテープ起こし) http://ow.ly/4IIrh

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音楽ファンの永遠の名盤 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン) http://ow.ly/4IjrI

独DEUTSCHE GRAMMOPHON盤。1967年録音。100組以上の録音がこの曲にはありますがステレオでという事になると、そのベストを争うのがこの録音でしょうか。古楽器全盛の現代でも結局、高貴さと言う事でこの高みにまでたどり着いた演奏って有るのでしょうか。録音もまた、その品に満ちた音色を良く再現していて、繊細でいて高域の倍音まで充分に捉えているのはステレオ時代だからでしょう。何の不満もない良い音です。あとは演奏に浸るだけ。 http://ow.ly/4IjrI

Dg2709028

【器楽曲】

  • レーベル:独 DEUTSCHE GRAMMOPHON
  • レコード番号:2709 028
  • オリジナリティ:ブルー・リング・ラベル、1stラベル、この盤にチューリップ・ラベルはありません

曲目: J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲

演奏:

  • ヴァイオリン独奏: ヘンリク・シェリング

CDは抜粋盤もありますが最初から全曲で揃えておいた事が良かったという結果になります バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)

 

ベルリオーズ:幻想交響曲 シャルル・ミュンシュ指揮パリ管 http://ow.ly/4IgFg

仏PATHÉ盤。1967年録音。現在でもこの録音のベストにこの盤を選ぶ人が多い、名盤中の名盤と言えるでしょう。仏プレスと言うことも有り音色は色彩的、高域、低域共に良く入っていて音質は瑞々しく70年代にプレスされたダブルジャケットのパテ盤とは全く別物の良い音質です。(あの盤はどうしてあんなとげとげしい音だったんでしょうか) http://ow.ly/4IgFg

Cvb2037

【交響曲】

  • レーベル:仏 PATHÉ MARCONI
  • レコード番号:CVB - 2037
  • オリジナリティ:カラー切手ラベル、2ndラベル

曲目: ベルリオーズ:幻想交響曲

演奏:

  • 指揮: シャルル・ミュンシュ
  • 管弦楽: パリ管

1967年10月録音。68年度レコード・アカデミー賞受賞。CD: ベルリオーズ:幻想交響曲

 

 

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 ウィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィル http://ow.ly/4IeJc

米LONDON盤。1958年〜1959年の間に録音された全集ですが、その音質は全く古さを感じさせず、各曲共に統一された音質で時間の隔たりを感じさせません。米LONDONですが、プレスは英DECCA。音色は気品に満ち、タッチの一粒、一粒が、その音色の一つ一つの変化が分かるまでに明瞭です。 http://ow.ly/4IeJc

Csa2401

【協奏曲】

  • レーベル:米 LONDON
  • レコード番号:CSA - 2401
  • オリジナリティ:ffrrスモール・ラベル、1stラベル、英DECCAプレス、4LP

曲目: ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集

演奏:

  • ピアノ:ウィルヘルム・バックハウス
  • 指揮: ハンス・シュミット=イッセルシュテット
  • 管弦楽: ウィーン・フィル

CDは今年没後30年のバックハウスを記念してリマスタリング ベートーヴェン : ピアノ協奏曲全集 (新リマスタリング)

 

 

チャイコフスキー:交響曲No.6《悲愴》 ジャン・マルティノン指揮ウィーン・フィル http://ow.ly/4IcE9

米LONDON盤ですが、プレスはもちろん英DECCA。《悲愴》を代表する名盤の1枚で、英DECCAの SXL 規格盤は超高価で有名な1枚です。この(米)LONDON盤も鮮明、鮮烈、歪み感の無い音質で優秀録音盤。金管の咆哮の凄まじさ、フォルテでのオーケストラの厚味も素晴らしいものです。 http://ow.ly/4IcE9

Cs6052

【交響曲】

  • レーベル:米 LONDON
  • レコード番号:CS - 6052
  • オリジナリティ:英DECCAプレス

曲目: チャイコフスキー:交響曲 No.6「悲愴」

演奏:

  • 指揮: ジャン・マルティノン
  • 管弦楽: ウィーン・フィル

CDは珍しいボロディンの交響曲との組み合わせ チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」、ボロディン:交響曲第2番

 

2011年4月27日水曜日

NHK-FMで第1699回NHK交響楽団定期公演を生中継。“頑張れ”コールのような《交響曲第2番》と癒しの《皇帝》をプログラム。

耳鳴りの症状が悪化することがベートーヴェンに自殺を考えさせて、遺書を書く事になったのですけれども音楽家としてやっていくための先行きの不安感がいらいら病の原因だったと、わたしは推察しています。ベートーヴェンの難聴の苦悩は後年の事のような印象がありますけれども『ハイリゲンシュタットの遺書』を書いたのは1802年の事です。宮廷音楽家に成る事を夢としていたベートーヴェンの時代は、音楽は市民階級の楽しみへと“市場”が移行していました。

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肖像画書かれた1802年、32,33歳のベートーヴェンが作曲したのが『交響曲第2番』。ノリントン指揮でNHK交響楽団が定期演奏会に選んだ意図は、音楽の市場が不安定な中で自分の先行きの不安も吹きやるような颯爽とした交響曲。東日本関東大震災から後を引く不安感への“頑張れ”のエールではないのでしょうか。

東日本関東大震災の復興を願って「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」から公開特別番組を無料配信。

ゴールデンウィークは出かけないで音楽三昧?東日本関東大震災は遠く離れた熊本の賑わいに影を落としています。イヴェントの中止は行楽の出足をくじいている。海外アーティストの来日キャンセルとは違うのに、自粛ムードとはどうしたものだろうと考える。・・・考えてもしょうがない、近くの景色でも楽しむのも良い、音楽を持って出かけよう。

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■ URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/news/topics/20110427.html

KDDI、沖縄セルラーがゴールデンウィーク限定ではあるけれども『OTTAVA』の特別プログラムを無料で開設。

2011年4月26日火曜日

20世紀の現代音楽も得意としているからこそバロック音楽時代のヴェニスの陽光を感じさせてくれるのでしょう。カルミニョーラのコンサートをNHK-FMで放送。

普段は滅多にバロック音楽のコンサートを聴きに出かける人は稀だと思います。プログラムを聞いた時にマーラーやベートーヴェンの交響曲第何番、などとあればライヴに出かけようかなと腰も軽いのでしょうけど、バロック音楽のコンサートはプログラムの曲目を眺めるだけで閉口。今夜NHK-FM『ベスト・オブ・クラシック』で放送された、ジュリアーノ・カルミニョーラのコンサートにしてもアルビノーニはまずまず、ガルッピって誰だろうと首をかしげて、後半はヴィヴァルディ。これが『四季』だったりすると、もう、新鮮味を感じられないもの。

20101130

でも、これが新鮮な気持ちにしてくれる優れた演奏会を聴き逃すことになるというものです。バロック時代の音楽の演奏会は、見栄えは地味かも知れないけれども楽器を目で味わうという楽しみがある。バロック音楽のコンサートに通うようになってオーケストラのコンサートでも、楽器の様が個々に違うことに感心が行くようになりました。思えば、ラジオやレコードのメディアを通して聴かれるようになったマーラーの時代と、一般の聴衆は居ない雇い主の貴族と、その場に集った人たちを喜ばせくつろがせるために演奏されていたバロック音楽だとプログラムなど無いようなものだし、曲名さえ関係ありませんね。

- ジュリアーノ・カルミニョーラ、
ベニス・バロック・オーケストラ -

2011年4月26日 午後7時30分、NHK-FMで放送。

2011年4月22日金曜日

訃報:元「キャンディーズ」の田中好子さん死去 - 昭和の記憶がまた1つ失われた

アイドルグループ「キャンディーズ」のメンバーとして人気を博した女優の田中好子(たなか・よしこ、本名・小達好子=おだて・よしこ)さんが4月21日夜(午後7時4分頃)、乳がんのため東京都内の病院で死去した。55歳だった。平成4年に乳がんと分かり、治療を続けてきたが、昨年秋に体調を崩し、入院していた。3月上旬にはテレビのナレーションをこなしたが、今月21日午前に容体が急変したという。通夜は24日、葬儀は25日で、時間と場所は未定。

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短編映画「田中徳三監督 少年河内音頭取り物語」の舞台あいさつに出席した田中好子=2007年11月7日 via sankei.jp.msn.com

2011年4月20日水曜日

癒しの夕べ・・・とんでもない ユンディ・リのアバンギャルドなショパンとリストの企画リサイタル - インターネット無料配信まで3日に迫りました。

癒しどころか皮肉たっぷりで故意にフォルムを崩して発表した「華麗なる円舞曲」を書いた時のショパンは、二十歳。ウィーンの社交界で総スカンを食らったショパンが、パリに移ってまでウィンナワルツが音楽のブームであったことに、気持ちを抑えて『癒しの調べ』を作曲できるものではないでしょう。キャラクターがイメージ通りかも知れませんが、ベートーヴェンは無くした小銭へのいらだちを曲にしています。

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ショパンがパリに出て世話をしてくれたのが、シューマン。親友を自称していたリスト。そして管弦楽法の異端児、ベルリオーズと産まれ年は1つずつ違う年子の様な4人組は現代だったら、パンクなロックバンドを結成していたことでしょう。さしずめ楽器の弾けないベルリオーズがヴォーカリストというところかしら。

【蓄音機の音】実際に聴きませんか - 第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートのご案内

毎月第4日曜日を原則(12月と1月は第3日曜日)に継続してきた「蓄音機でレコードを楽しむコンサート」は、今週末の新年度最初の会で23年目を迎えました。かといって特別なことをするわけではなく、これまでのレコードコンサートでも良く聴いて貰っている『カザルスのドヴォコン』を聴きます。

276

場所は熊本城裏手の三の丸駐車場前の熊本市立博物館。博物館には駐車スペースがありませんので、熊本城周遊バスを利用して細川刑部邸前で下車して下さい。博物館に自家用車で来られますと、会の進行に迷惑がかかりますので心得て下さい。

2011年4月17日日曜日

世界怪談名作集 スペードの女王

石の客、モーツァルトとサリエリ、黒死病の時代の饗宴、けちな騎士の4編は、モーツァルトの歌劇「魔笛」や「ドン・ジョヴァンニ」にを思わせるところがあります。この4編を書いたのがロシアの文豪、プーシキン。モーツァルトをサリエリが暗殺したという根拠になった小説で、リムスキー=コルサコフが短いオペラにしています。映画「アマデウス」はこの「モーツァルトとサリエリ」からアイデアを借りていることは知られていることです。そして黒死病の時代の饗宴も、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」を好きな方にはお馴染みのお話でしょう。

2011-04-17

スペードの女王をモーツァルトがオペラ化していたら面白いものになっていたと思います。

NHK-FM お薦めクラシック番組:サンデークラシックワイド▽メトロポリタン歌劇場の歌劇“スペードの女王”

小澤征爾さんの実力が、話題だけではなく音楽性も確かなものであることをあかしたレコーディングがチャイコフスキーの歌劇“スペードの女王”全曲盤(Tchaikovsky;Pique Dame)でした。リーザにミレッラ・フレーニ、ゲルマンにヴラジーミル・アトラントフと華のある歌手を迎えての録音だったこともロシア人歌手で固めて上演されることの多いチャイコフスキーの歌劇を音楽だけででも楽しめることになったのでした。CDは品薄と言うよりも、どうやって検索するかが難しいらしく“小澤征爾”でも“スペードの女王”でもAmazonではヒットさせられません。CDショップ店頭でも見つかりにくいところにあるのも実状ですが、小澤征爾さんが録音を残した歌劇が「Tchaikovsky: Pique Dame (Complete)」だけだったとしても将来まで評価を裏付けるものになると、わたしは重要に考えています。

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- 海外オペラアワー -

▽メトロポリタン歌劇場 歌劇“スペードの女王”ほか

2011年4月16日土曜日

ご当地怪獣:空の大怪獣ラドン 1956年公開 - 日本公開時のポスターとアメリカ公開版のポスター

阿蘇山から現れたご当地怪獣。観光の一翼を担ったようです。東宝初のカラー怪獣映画「空の大怪獣ラドン」の成功は、前年に完成したばかりの「西海橋」や天神の岩田屋を破壊してもクレームにならなかったこと。この映画は1956年公開なので、熊本城は残念ながら登場してきません。DVD:【東宝特撮Blu-rayセレクション】 空の大怪獣 ラドン

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2011年4月15日金曜日

古楽の楽しみ。クリヴィヌ指揮チェンバー・フィルハーモニックのベートーヴェンの交響曲チクルス、交響曲第2番と第6番のライヴ配信は12時間後。

当然、現地時間を確認していれば間違うことはなかっただろうけれどもログインし直してチェックすれば良かったのですが、交響曲第4番と第7番のライヴは日本時間では午前2時半の開始でした。ヴィデオ・オン・デマンドで何時でもアクセスしてみることは出来ると言ってもライヴで聴けなかったのは残念。エマニュエル・クリヴィヌ指揮チェンバー・フィルハーモニックの演奏会、今度はベートーヴェンの交響曲第2番と第6番です。演奏会のライヴ配信まで12時間を切りました。

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日本時間で2011年4月16日、午前2時45分からライヴ配信開始です。 http://medici.tv/

インターネット・ライヴまで11時間。4月15日、エマニュエル・クリヴィヌ指揮でベートーヴェンの交響曲がパリからオン・エア。

ベートーヴェンの交響曲は常にドイツ的アイコンにされているけれども、ベネチアン・グラスの輝きを理想とし、シュトラウスの《酒、女、バラ》を好んでいたワグナーの様に、フランス風なベートーヴェンの交響曲は良いものではないかと日頃、わたしは感じています。ギリシャ彫刻の女神の様だと言われるベートーヴェンの交響曲第4番と、奇跡のアンダンテを楽しむことが出来る交響曲第7番が今日のプログラム。とても楽しみです。 http://medici.tv/

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2011年4月14日木曜日

【蓄音機の音】78回転の響き - DECCAが録らえた重戦車 Cor de Groot - Rachmaninoff (Decca)

耳が不自由なのに達者なピアノを弾く。と、成れば何よりも奇跡でしょう。4月11日はベートーヴェンの《大公》トリオが初演された人記録されていますけれども、これは単に名曲が初演されたという記録だけではなくてベートーヴェンが公の前でピアノ演奏をしなくなった日でもあります。初演で共演したヴァイオリニストとチェリストが同ベートーヴェンのピアノに合わせたのかは想像でしかありませんけれども、初演の場に集った人たちはベートーヴェンに楽譜を見せて貰ったと言うことです。

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ベートーヴェンに楽譜を見せて貰って、ようやく《大公》トリオがどういう音楽なのか聴き手は理解できたようです。その様子を観てきっとベートーヴェンは、自分でピアノを演奏して聴かせることを断念したのでしょう。それを周りがチヤホヤと、新作に興味を持っているんだなと感じたとしたならば・・・ベートーヴェンの名前は今どうなっていることでしょうか。

2011年4月13日水曜日

Vienna Philharmonic Orchestra/Daniel Barenboim Bruckner: Symphony No 4, September 2007

月曜日の朝にダニエル・バレンボイムがウィーン・フィルと行ったブルックナーの交響曲第4番の録音を手にしてから、繰り返し聴いています。大きなホールでのライヴなので、大味な感じは否めないけれども音楽のフォルムは感じられる良い演奏です。もとより放送録音ではありますし、オーディオ的快感より音楽的高揚があります。第1楽章のあとで拍手が思わず客席に起こっているので余計にそう感じられます。演奏会ではブルックナーの交響曲第4番の前に、シューベルトの交響曲が演奏されています。

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シューベルトとブルックナーの交響曲の取り合わせで行われる演奏会と言えば、ギュンター・ヴァントのライヴを思い起こさせますね。

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【蓄音機の音】78回転のワーグナー 指揮者不明の《マイスタージンガー前奏曲》

時代背景も関わっているのでしょうか、指揮者の記載がありません。演奏している管弦楽団がベルリン・シュターツ・オパーと記載されているだけで、それ以上は不明。1926年から28年頃の間の電気録音。12インチ盤両面盤で、盤面の変わる直前でテンポが下がっているのが特徴かも知れませんが指揮者を推測して聴き込むのも面白いことです。演奏はしっかりとした骨格のワグナー。

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2011年4月12日火曜日

【蓄音機の音】78回転の響き - 80年前のポピュラー・ソング In A Boxcar Around The World

ボックスカーというのは、貨車のことのようだけれども1930年代には貨車を家替わりにしてアメリカの西部を行ったり来たりして生活していた人たちが居たようです。西暦で書くとピンと来ないのだけれども、1930年は昭和5年。ちょうど4月からNHKの連続テレビ小説「おひさま」で、主人公一家が安曇野に移り住んできたのが昭和7年ですから同時代。

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Montgomery Ward 1936: Handsome Blues / In A Box Car Around The World

2011年4月10日日曜日

NHK-FM お薦めクラシック番組:サンデークラシックワイド▽メトロポリタン歌劇場の歌劇“ボリス・ゴドノフ”

録音は少なくないし、上演のライヴも良くFM放送されている割りには、ドイツ系オーケストラ曲とは比較にならない日本盤のリリース。ロシアの音楽が上演されやすい状況にはあるのでしょうけれども、それを日本で案内する批評家がいないからCDレーベルの関心も薄いのかも知れませんね。2011年4月10日、午後2時からNHK-FMで先月メトロポリタン歌劇場で上演されたばかりの「ボリス・ゴドノフ」が放送されます。

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メトロポリタン歌劇場の歌劇“ボリス・ゴドノフ”
(ムソルグスキー)

繊細な美音ではなくて70年代のロックの息吹が今でも呼吸している伸びやかな美音 それがピンカス・ズッカーマンの芸術 - NHK-FM「名演奏家ライブラリー」

被災地支援チャリティーコンサートを今日、4月10日、日曜日の午後4時から東京オペラの森で「第九」を指揮するズービン・メータ氏との仲も良く、優れた録音が多いピンカス・ズッカーマンさんは近年は指揮者としての親日家として親しまれていますけれども、娘さん2人がオペラ歌手とロック歌手になって賑やかなことでしょう。聴くほどに新鮮な喜びを感じさせてくれるのはバックボーンあってのことではないかしら、と思います。

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ピンカス・ズッカーマンさんとアマンダ・フォーサイスさん夫妻のトゥーショット。ヴァイオリンとヴィオラの両方共に優れているズッカーマンさんが優れたチェリストのアマンダさんとの益々の録音を期待しています。2011年4月10日、午前9時から放送のNHK−FM「名演奏家ライブラリー」はピンカス・ズッカーマンさんでプログラム。

-ピンカス・ズーカーマンの芸術-

2011年4月4日月曜日

ハリウッド・レジェンド - Hollywood Legend - SPレコード時代の写真 [1948] http://ow.ly/4seuz

エリザベス・テーラーさんの3つ年上で、昨年亡くなったジーン・シモンズさんもモノクロ映画時代にクレオパトラの映画に出演されていました。名前の綴りは Jean Simmons ですけれども、音はジーン・シモンズなのでキッスのジーン・シモンズと混同されてしまうこともあったとか。ジェーンと読めないこともないけれども、ジーン・シモンズさんの出生地であるイングランドの事情は知らないけれども、北欧ではヤンと発音して男子の名前に良くありますね。近隣国なので同じような意味が名前にあるのでしょう。 http://ow.ly/4seuz

 

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写真は1948年公開の映画「ハムレット」のオフェーリアを演じている時の一場面です。 http://ow.ly/4seuz

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