2011年4月12日火曜日

【蓄音機の音】78回転の響き - 80年前のポピュラー・ソング In A Boxcar Around The World

ボックスカーというのは、貨車のことのようだけれども1930年代には貨車を家替わりにしてアメリカの西部を行ったり来たりして生活していた人たちが居たようです。西暦で書くとピンと来ないのだけれども、1930年は昭和5年。ちょうど4月からNHKの連続テレビ小説「おひさま」で、主人公一家が安曇野に移り住んできたのが昭和7年ですから同時代。

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Montgomery Ward 1936: Handsome Blues / In A Box Car Around The World

ヒルビリーと当時は言われていたクリフ・カーライル(Cliff Carlisle)はヨーデルとブルースを上手く融合させていて、今の耳で聴いても新しいシンガーだと言っても不思議に思われないシンガーではないでしょうか。生まれは1903年5月6日、ケンタッキー。1983年4月5日に79歳でレキシントンで没しています。音楽活動期は主に戦前で、LPレコード時代に・・・と、言っても1963年から65年の2年間ほど・・・5枚のアルバムをリリース。1930年代の10年間に80枚ほど約160曲を78回転盤で発表しています。1950年代に音楽活動から引退。

写真は1930年代半ばに撮影された、クリフ・カーライルの息子トミー・カーライル。

Tommy Carlisle, the son of country-blues singer Cliff Carlisle, modelling his cowboy costume, mid-1930s. photo via lib.unc.edu

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