2011年7月31日日曜日
特選・涼しく感じるクラシック 25曲
古楽の楽しみ -18世紀中頃に活躍したイタリアの作曲家-(3)オペラの改革を偽名でトライ http://amzn.to/oee22E
昭和の世には音楽学校の生徒は、流行歌を歌うことは禁止されていて吹き込みをするなんて以ての外。藤山一郎さんは小さい弟、妹たちのために流行歌手に成る事を選択。ミス・コロンビアと名乗った松原操なども、レコード会社との専属で作詞、作曲家たちが違うレコード会社の歌手に惚れてあえて歌って貰いたいと別名で提供した策もありました。が、藤山一郎さんほどの歌声は隠しようがなかったでしょう。
バロック音楽の時代、偽名で発表したオペラが大成功したヨンメッリ。NHKでの表記はヨンメルリとなっていますが、名を騰げることよりも作品に対する素直な反応を見てみたかったのでしょう。幼少期のモーツァルトが父親と旅をしながら新しい音楽を学んでいた頃に、このヨンメッリに逢っています。ヨンメッリはソロ歌手の"のど自慢"を引き立てることより物語や脚本に重点を置くことに関心が強くて、伴奏程度だった器楽合奏を充実させ合唱曲も良くしました。グルックのオペラ革新に匹敵するヨンメッリの行ったオペラ改革は、モーツァルトの幼心にしっかりと刻み込まれたようです。 http://amzn.to/oee22E
古楽の楽しみ -18世紀中頃に活躍したイタリアの作曲家-(3)
うっとりと聴き入ってしまうこと請け合います☆ザ・グリュミオー・トリオ / モーツァルト:6つの前奏曲とフーガ K.404a レッド・ラベル http://amzn.to/rq3qRc
思う存分に弦の響きに酔いしれること、請け合いです。寸分の隙もない、グリュミオーの個人芸もヴェーグ四重奏団のヤンツェル夫妻と音の飛びっきりの美しさをうっとりと聴かせてくれて聴き込んでしまいます。オーケストラの最小単位である弦楽四重奏では無くて、三重奏という事で緊張感も和んでいます。その三重奏というスタイルはどうも、日本のクラシック音楽ファンには馴染み薄いようですがモーツァルトの弦楽三重奏のための数曲は特別。録音も優秀でヴァイオリン、ヴィオラ、チェロそれぞれ3つの楽器の動きが分かり易く、良く融け合った響きで捉えています。 http://amzn.to/rq3qRc
☆通販レコード 2007年10月のアマデウスクラシックス第1回頒布で紹介 在庫有り☆
- ザ・グリュミオー・トリオ
- モーツァルト:6つのアダージョとフーガ No.1 ニ短調 K.404a http://amzn.to/rq3qRc
アナログ・オリジナル盤について、詳しくはこちらをご覧下さい http://amadeusclassics.otemo-yan.net/
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2011年7月29日金曜日
【蓄音器の音】これは何でしょうか - 第279回蓄音器でレコードを楽しむコンサート《沖縄音楽特集》レポート①
夏休みになったばかりで熊本博物館は子供たちがいっぱい。7月例会、第279回蓄音器でレコードを楽しむコンサートは沖縄から講師として、山城政幸さんが解説者の小浜司さんと三味線演奏家の牧野晃明さんをおつれくださいました。生憎夏休み最初の日曜日でしたから館内はイヴェント盛りだくさん。いつもの会場が使えなくて、プラネタリウム前の展示スペースでのコンサートになりました。
吹き抜けスペースでのコンサートとなりましたので音響は結構響きました。SPレコードの再生音や三味線の演奏は随分広く聴こえていたという事でした。意外だったのは解説の間は聴こえることはなかったそうで、「合間合間が長く静かでしたね」と一番近い特別展示室で"九州新幹線全線開業記念事業 サンゴ礁の化石たち"の展示担当者の方から聴く事が出来ました。
古楽の楽しみ -18世紀中頃に活躍したイタリアの作曲家-(2) 天使か悪魔か、教会音楽史に唐突に舞い降りたような鬼才
悪魔のトリル・・・このタイトルは、曲は聴いたことがないけどフレーズとして頭の何処かにあるって人は少なくないでしょう。もしかしたら実際の曲以上に凄いイメージに膨らんでいるかもしれませんね。確か小学生の頃に読んだマンガに似たようなタイトルであったように思います。山岸凉子・・・じゃなかったか?
ドゥランテが教会音楽で名を広めた音楽家であるならば、器楽曲の鬼才は《悪魔のトリル》を作曲したタルティーニでしょう。ヴァイオリン協奏曲の終楽章が余りにもエキセントリックで、そのフレーズを悪魔に教わったというエピソードがある曲です。夢の中に悪魔が出てきて、けして人に聞かせてはいけないと弾いた曲を楽譜に残したとか。わたしはこの話と、落語の『死に神』が重なって仕方がありません。SPレコードに録音が少なくないことから、作曲されてからずっとクラシックの寝物語に残り続けてきたのでしょうね。
CD: Tartini: the Violin Concertos
古楽の楽しみ -18世紀中頃に活躍したイタリアの作曲家-(2) 7月26日放送
2011年7月27日水曜日
ウルフマザーのアンドリューがプライヴェートで歌を披露...でも“Let It Be”だったので罰金350ドル!!
歌ったら罰金を350ドル取られたというニュース。それとも、歌いたかったから罰金を払った?
ウルフマザーのフロントマンであるアンドリューが、地元オーストラリアのパブで泥酔してステージに上がり、演奏していたバンドからマイクを取り上げてビートルズの“Let It Be”を即興で歌ったという。そこで少し小競り合いが起こり、店はアンドリューを追い出そうとしたが店の通路に座り続けたので、駆け付けた警察官によって逮捕、彼は一晩警察署に留置され、350ドルの罰金が科せられたとのことだ。
お店ではウルフマザーのアンドリューって誰?って感じだったのかもしれない。グループは知られていても、グループでない時はソロだ。ステージで演奏していたバンドはお金を払って、お店から時間を貰っているんだろうから臨機応変に一緒にステージを盛り上げようとしなかったんでしょうね。これが一緒に楽しんでいたのなら「ウルフマザーのアンドリューがプライヴェートで歌を披露」という楽しい話題になるのでしょう。19世紀のフランスのサロンではもてはやされても、ショパンが現代のパブでピアノがあるからって上機嫌でプレイされても他のお客は萎えちゃうよね。素晴らしいステージでしたね、と労う人は居ないだろうね。
2011年7月26日火曜日
古楽の楽しみ -18世紀中頃に活躍したイタリアの作曲家-(1)ドゥランテ晩年の傑作ミゼレーレ!
ポルポラやフェオと同時代に活躍したナポリ楽派の音楽家、フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755)の教会音楽集。
オペラで名声を確立したポルポラやフェオとは異なり、器楽、室内楽、そして教会音楽の作曲家として名を広めたドゥランテ。通奏低音付きのア・カペラ「ミゼレーレ」とモテット様式の合唱作品「短い晩課」は、18世紀ナポリ楽派の教会音楽の発展に大きく貢献したドゥランテの重要作である。
2011年7月25日月曜日
稀少オリジナル・アナログ盤を厳選セレクト アマデウスクラシックスの通販 ニュー・アイテム10点頒布中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/
全商品送料無料です。夏の第1弾10タイトルは7月25日現在在庫有りです。御希望はリスト末の「レコードの詳細」のリンク先に問い合わせはコメント頂くか、オーダーメールを「レコード注文」の件名で送って下さい。迷惑メールが増えていますのでメールアドレスはサイトで確認して下さい。御希望の受付はメール受信のあった日時順に処理致します。メール頂いた翌朝に返信致します。在庫については毎日午後10時までのメールへは翌朝、午後11時以降のメールには翌々朝の返信になりますのでご注意下さい。 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/
アマデウスクラシックス 第27回 頒布リスト
レーベル/レコード番号/演奏者/曲目/オリジナリティ/コンディション(レコード、ジャケット)/価格(円、税込み、送料込み)
- 米COLUMBIA/MS-6218/ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団/シューベルト:交響曲 No.5、No.8《未完成》/6EYEラベル、ミゾ有り、1stラベル/ⓇNM、ⒿEX++/12,600 レコードの詳細は http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e502394.html
- 英DECCA/SXL-6233/ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィル/ベートーヴェン:交響曲 No.9《合唱》/ラージ・ラベル、ミゾ有り、ED-2/ⓇNM、ⒿNM-/8,400 レコードの詳細は http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e502393.html
- 英DECCA/SET-628/ゲオルグ・ショルティ指揮ロンドン・フィル/ホルスト:惑星/ffssスモール・ラベル、1stラベル、オリジナル/ⓇNM、ⒿNM/6,300 レコードの詳細は http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e502392.html
- 独DEUTSCHE GRAMMOPHON/2530 548/フリードリッヒ・グルダ(ピアノ)、クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィル/モーツァルト:ピアノ協奏曲 No.20,21/ブルーリング・ラベル、1stラベル/ⓇNM、ⒿNM/5250 レコードの詳細は http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e502390.html
- 米WESTMINSTER/WL-5307/レオポルド・ウラッハ(クラリネット)、アルトゥール・ロジンスキー指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団/モーツァルト:クラリネット協奏曲、バスーン協奏曲/レッド・ラベル、ミゾ有り、1stラベル/ⓇNM、ⒿVG++/18,900 レコードの詳細は http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e502391.html
- 米CONNOISSEUR SOCIETY/CS-2022/ワンダ・ウィルコミルスカ(ヴァイオリン)、アントニオ・バルボサ(ピアノ)/クライスラー小品集/ブラック・ラベル、1stラベル/ⓇNM、ⒿNM/12,600 レコードの詳細は http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e502388.html
- 仏DISCOPHILES FRANÇAIS/DF 730.012/イーヴ・ナット(ピアノ)/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ No.28、No.29《ハンマークラヴィーア》/ホワイト・アンド・ブルー・ラベル/ⓇNMー、ⒿEX/6,300 レコードの詳細は http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e502385.html
- 仏CONCERT HALL/SMS-2231/カール・シューリヒト指揮フランクフルト放送交響楽団/J.S.バッハ:管弦楽組曲 No.2、No.3/レッド・ラベル、1stラベル/ⓇNM、ⒿNM/12,600 レコードの詳細は http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e502383.html
- 蘭PHILIPS/835 007AY/フェリックス・アーヨ(No.2)、ロベルト・ミケルッチ(No.1)、イ・ムジチ合奏団/J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 No.2、No.1/Hi-Fi STEREO ラベル、1stラベル/ⓇNM、ⒿNM/12,600 レコードの詳細は http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e502381.html
- 米LONDON/CS-6044/クロイツィンガー(ヴァイオリン)、カール・ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団/ヴィヴァルディ:四季/ffssラージ・ラベル、ミゾ有り、1stラベル、オリジナル/ⓇNM、ⒿNM/7,350 レコードの詳細は http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e502379.html
2011年7月22日金曜日
今日聴くべきクラシック - NHK-FM《古楽の楽しみ》 - モンテヴェルディの音楽-(5) 伊耶那美、伊耶那岐命の話しを思わせる愛のオペラ http://amzn.to/oJiQOe
世界中で今ではどれだけの膨大なオペラ作品が作曲されて、今でも上演、録音されているものでしょう。上演は不可能と言われる作品も今ではある様に、作曲された当時は現在の劇場では不可能な演出もありました。あなたは教会でのミサ曲にはどういったイメージを持っていますか?
ミサ曲の中でもゴージャスだとされているのがビーバーのミサ曲で、500人の演奏家で演奏されたとされていました。いや、当時の記録からそう思われていたのです。最新の認識では大きな教会の柱にそれぞれグループに分かれた演奏家が配置されて、それらがそうした響きがエコーの様に鳴り在って、あたかも500人の演奏家が居る様に感じられたのでは無いかというもの。オペラではヴェルディの有名な《アイーダ》は野外で初演されました。
モンテヴェルディにとって最初のオペラである《オルフェオ L'Orfeo》は、歴史的には第6番目のオペラでもありました。1607年2月24日に初演された“音楽による物語”と名打たれたこのオペラは、マントヴァのドゥカーレ宮殿「鏡の間」で、ごく内輪のうちに上演が行われたと言われます。台本は宮廷書記官ストリッジョが執筆し、物語は誰もが知っていたギリシア神話、オルフェオとエウリディーチェの物語によっています。
結婚を祝うオルフェオらのもとに、花嫁であるエウリディーチェの死を告げる使者が駆け込んでくる場面の心理描写の巧みさや、エウリディーチェを求めて冥府に下るオルフェオの嘆きの歌のなど、モンテヴェルディの音楽が持つ感情表現の巧みさと劇性は、それまでの音楽には存在しないものでした。
音楽史上、モンテヴェルディの《オルフェオ》は、オペラにおける最初の完成された作品として称賛されてきました。それは、《オルフェオ》がフィレンツェのカメラータによるモノディ(朗唱)様式を取り入れつつ、独自の「第2作法」による自由で伸びやかな表現を存分に発揮して、瞑府の王の心をも動かずにはおけないような音楽を構築し、劇と音楽とを完全に一致させることに成功しているからです。
《オルフェオ》を聴いていると、次代のアレッサンドロ・スカルラッティが大成したアリア(詠唱)とレチタティーヴォ(叙唱)の分化をすでに感じ取ることも可能です。そして、ガブリエルらのヴェネツィア派の流れを汲む立体的な掛け合いを行う重唱やオーケストラの伴奏の充実ぶりなどによって、モンテヴェルディはカメラータとは比べられないほどの劇的表現を作り出すことに成功しています。
音楽だけでも充分にドラマの流れを楽しむことが出来るモンテヴェルディの《オルフェオ》は、ルネサンス音楽の集大成であると同時に、バロックの輝かしい幕開けを告げる金字塔でもあったのです。
古楽の楽しみ -モンテヴェルディの音楽-(5)
古楽の楽しみ -モンテヴェルディの音楽-(4) 歴史上6番目に作曲されたというオペラは資料的・・・ではなくて不朽の傑作 http://amzn.to/ppQIWP
古楽の楽しみ - モンテヴェルディの音楽 -(4)2011年7月21日放送
「歌劇“オルフェオ”から プロローグ」 モンテヴェルディ作曲
(7分05秒)
「歌劇“オルフェオ”第1幕」 モンテヴェルディ作曲
(16分16秒)
「歌劇“オルフェオ”第2幕 前半」 モンテヴェルディ作曲
(12分19秒)
「歌劇“オルフェオ”第2幕 後半」 モンテヴェルディ作曲
(12分12秒)
音楽の女神…(ソプラノ)モニカ・ピッチニーニ
エウリディーチェ…(ソプラノ)アンナ・シンボリ
シルヴィア…(アルト)サラ・ミンガルド
オルフェオ…(テノール)フリオ・ザナージ
(合唱、演奏)コンチェルト・イタリアーノ
(指揮)リナルド・アレッサンドリーニ
ほか
<Naive OP 30439>
2011年7月20日水曜日
今日聴くべきクラシック - NHK-FM《古楽の楽しみ》 - モンテヴェルディの音楽-(3) 嵐の中で聴いてみよう“おじいちゃんの知恵” http://amzn.to/oc10de
倫理的な森という名称の喫茶店がありました。中学の時に友達の家に遊びに行く行き帰りの途中で、見つけた本屋に寄ったりビルの中を冒険したりしていた時に見かけた喫茶店。その哲学的な響きに興味を引かれていました。モンテヴェルディの超大作《倫理的・宗教的な森》の原題は“Selva morale e spirituale”で、元来の意味は「イタリア語による道徳的内容の曲やラテン語の宗教合唱曲の集成」といった意味らしい。“Selva”という単語には“森”という意味合いもあるから邦題をつけた人が誰で、どういういきさつがあったかは知らないけれども妙訳を見いだしたものだと面白く思っています。《聖母マリアの夕べの祈り》が極められた最高の宗教作品であるのに対して、鬱蒼としています。《聖母マリアの夕べの祈り》の残骸や素材、断片の様なものがいろいろと見いだされる曲集である意味とらえどころが無い。モンテヴェルディが最晩年にまとめたものだから、ぶつぶつ老人の戯言の様な趣でいろいろな人が立ち寄り、言葉を交わしたり物事にふけったりして立ち去っていく喫茶店にはぴったりなのです。
台風6号はとってものろのろした歩みで、熊本が強風圏から抜けるのはお昼前になる予報。老作曲家のつぶやきの様な《倫理的・宗教的な森》からの数曲を、嵐の中で聴いてみよう。
2011年7月19日火曜日
今日聴くべきクラシック - NHK-FM《古楽の楽しみ》 - モンテヴェルディの音楽-(2) 世界をあっと言わせた名盤に挑む http://ow.ly/5HpTY
古楽の録音は、1970年代にグスタフ・レオンハルトやクイケン兄弟によって振興されてから40年になるわけで、DHMのアニヴァーサリーボックスはタワーレコードでも長い事評判の良いベストセラー。たくさんの新録音は次々とリリースされるけれども誰かがある録音について話していると、何となく次々に参加してくる人たちが居る。共通の話題に盛りあがる共有感が楽しい。
しかし、はたと思うのが意外と話が合うものだという事。たくさんの録音があるというのに、みんな飢えているんだなぁ。だから、話題に融け込んでこようとするんだなぁ。
昨日に続いて《聖母マリアの夕べの祈り》の後半。プルハールの録音と、アレッサンドリーニの録音を聴き比べても観ようというプログラムです。
『MONTEVERDI VESPRO DELLA BEATA VIRGINE』Virgin Classics/5099964199429
2011年7月18日月曜日
気持ち良く音楽に浸れる古典的名盤☆ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団 / ヴィヴァルディ:四季 ミゾ有り、ffssラージラベル http://ow.ly/5H42k
☆通販レコード 2011年7月9日頒布開始 2011年7月19日現在在庫あり☆
【バロック】
- レーベル:米 LONDON
- レコード番号:CS - 6044
- オリジナリティ: ffssラージ・ラベル、ミゾ有り、1stラベル、オリジナル
曲目:ヴィヴァルディ:四季
- クロイツィンガー(ヴァイオリン)
- 指揮: カール・ミュンヒンガー
- 管弦楽: シュトゥットガルト室内管弦楽団
試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
- 1958年録音。イ・ムジチと並ぶステレオ初期のこの曲の名盤です。スタンパー 1E-1E のファースト・プレスで音の鮮度感、鮮明さは抜群。クロイツィンガーのヴァイオリンもしなやかで美しい音質。
- 盤はチリ音も無く、部分的に大きくないプチ音がある位の良いコンディションで、A面に浅い傷が1本ありますが、それによるノイズはありません。プレスは英DECCA。
- ジャケットは最初期のブルー・バック。四隅もしっかりしていて裏表共に綺麗な状態です。
コンディション: ⓇNM ⒿNM
価格 ¥7,000(¥7,350 税込み、送料無料)
頒布御希望の場合はこちらをチェック http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e502379.html
超美品!長岡鉄男のレコード漫談で紹介された超優秀録音盤☆グレゴリオ・パニアグア/アトリウム・ムジケー、古代ギリシャの音楽 ブラックラベル http://ow.ly/5GW5D
☆通販レコード 新着盤として2011年4月30日掲載 2011年7月19日現在在庫有り☆
【バロック】
- レーベル:仏 HARMONIA MUNDI
- レコード番号:HM - 1015
- オリジナリティ:ブラック・ラベル、1stラベル
曲目:古代ギリシャの音楽
演奏:
- グレゴリオ・パニアグァ
- アトリウム・ムジケー
試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
- Hi-Fiマニアなら誰一人知らぬ人のいない超優秀録音盤。当店でも1970年代から80年代にかけて最も売れた、クラシックの輸入盤でした。入荷する度にその日で売れてしまったような記憶があります。
- 盤は艶があり超美盤。(但し、超美盤という事もあり、この盤の試聴はしていません。問題があれば返品には喜んで応じます)
- ジャケットはコーティングのWジャケ、こちらも超美品です。
コンディション: ⓇNM ⒿNM
価格 ¥12,000(¥12,600 税込み、送料無料)
アナログ・オリジナル盤について、詳しくはこちらをご覧下さい amadeusclassics.otemo-yan.net
今日は一日AOR三昧 NHK-FMで午後0時15分から午後10時45分までオン・エア
AORを最近では違って言い方をしている事があるけれども、アダルト・オリエンテッド・ロックは1970年代中頃から使われはじめました。だいたい80年代のロックでもポピュラーでもない洋楽、その大方の根っこはアメリカ西海岸。ウェストコースト・サウンドとも当時は言っていましたね。日本の歌謡曲の歌手も録音だけではなく、日本のスタジオでレコーディングしたテープをカリフォルニアのスタジオでミキシングするというのがトレンドでした。
イーグルスの“ホテル・カリフォルニア”の音で代表できる様にカリフォルニアのスタジオでミキシングした音は、日本国内やヨーロッパでの音とは違いました。歌や歌詞よりスタジオ・ミュージシャンがクローズアップされる様になって、嬉しかったプレーヤーも居るんじゃないかしら。1970年代は日本のフォークグループが海外録音と言えば、フランスが常でした。サウンドと言うよりも、レコーディングの環境が音楽に影響するというところでしょう。音では無くてね。
今日聴くべきクラシック - NHK-FM《古楽の楽しみ》 - モンテヴェルディの音楽-(1) いやらしい名曲名盤の登場 http://amzn.to/nb9qa1
いやらしかぁ...と、熊本弁で言いたい。NHKの大河ドラマ《江 姫たちの戦国》は西暦1,600年を目前とした時代ですが、この頃に西洋クラシック音楽が歩みをはじめたと言えます。ルネサンスの実験的な試みから楽譜に基づいて演奏家同士に共通の言語が確立してバロック音楽の時代になります。たった2冊の自作の楽譜を携えて田舎から音楽の都に出てきたモンテヴェルディの改革は、家康にバトンを渡して日本全体を武家社会という構造にするために存在した様な秀吉のようでもあります。
クラシック音楽を愛聴する上で原初にある2冊のうちの1つが、《聖母マリアの夕べの祈り》。この宇宙的な傑作に対して、ことさら構える事無く、演奏者の質とセンスで迫った勝負ありの新しい名盤がまた1枚増えました。特にテノールは良い歌手ばかりを揃えたのが大成功の勘所。クリスティーナ・プルハールは、これまでの多くの名盤が継承してきた演奏スタイルにお得意のジアズ的な低音ラインもちらりと見せて、まだまだルネサンスの愛してる、女性の身体の官能に浸りたいなどと即興の思いを歌として発散していた火照りが残っている様なアプローチで、いやらしく良い感触です。強い日焼けから脱皮させた、アレッサンドリーニ盤以来の名盤登場となりました。番組では聴き所をつまみ食い。ぜひ2枚組の全曲を聴かれん事を熱望します。 http://amzn.to/nb9qa1
『MONTEVERDI VESPRO DELLA BEATA VIRGINE』Virgin Classics/5099964199429
2011年7月17日日曜日
福島章恭氏の5つ星 永久の名盤☆シモン・ゴールドベルク(Vn)、ラドゥ・ルプー(pf) / モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタNo.30,27,41,32,40 http://amzn.to/qg3FA3
五ツ星では足りない位。評論家の福島章恭氏が五ツ星をつけた名盤です。氏も同じてくれる太鼓判である事でしょう。変ロ長調のソナタにはグリュミオーの憧れに満ちあふれた録音があって、良く放送で使用していた頃に直接電話がかかって来ていろいろな演奏を聴き集めているというリスナーから繰り返しの放送を希望された事がありました。その頃までは正直、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタを意識的に聞いていなかった事に気がつきました。 http://amzn.to/qg3FA3
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- シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)、ラドゥ・ルプー(ピアノ)
- モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ No.30,27,41,32,40 http://amzn.to/qg3FA3
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2011年7月16日土曜日
【蓄音器の音】実際に聴きませんか - 第279回 蓄音器でレコードを楽しむコンサートのご案内 お待たせしました“沖縄音楽特集”です。
夏のイヴェントに程良い具合になりました。通常は毎年2月に沖縄から講演に来て頂いていたのですけれども、山城先生のお母様が亡くなられたりで予定が2転、3転。せっかくの沖縄からの来訪、以前は帰郷の飛行機の時間が迫っているからと第1部だけで挨拶もそこそこにとんぼ返りをされていました。それがやがて、沖縄で活動されている演奏家をお連れに成る事が最近は良くあって、例会を丸々お任せする様になりました。
会場も音響も良いホール(特別展示室)のやりくりもこのところは難しく、加えて研修室も夏休みの特別教室で埋まってしまっているという。おいおい、毎月第4日曜日はSPコンサートと予定されているはずではありませんか、と言ったところで詮無い事。学芸員の移動などもあって、見落とされてしまった模様です。別館も考えたのですが、そこも熊本城でのイヴェントに使われるという事です。さぁて、困った。
今夜聴くべきクラシック番組 - NHK-FM“名曲リサイタル” 中川朋子、青木高志&三輪郁
名曲リサイタルは毎週二組の演奏家を迎えての二部構成。前半後半共に本格的にクラシック音楽を楽しめる演奏家ですが、対比が面白い。ポピュラーなクラシックを聴かせる演奏家を招かないで、これほどクラシック音楽の聴かせてくれる神髄が違うものかと度々気づかされます。神髄と言うよりも“ソウル”と言いたい。マーラーやブルックナーの様な巨大な茫洋とした音に浸って満たされている魂は残念です。室内楽はクラシック音楽の無限さを発見させてくれますね。
【蓄音機の音】聴きませんか - 第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートから《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ニ短調 第1楽章》
手巻き式蓄音器 VICTOROLA での再生。2,3分の間隔でカチンカチンと金属音がするのはゼンマイが解ける音です。SPレコード・コンサートの会場での録音ですので途中鑑賞者の物音、咳払いが聞こえます。鑑賞会に参加して頂いた人数は50人ほどいらっしゃいましたけれども、皆さん集中されていて極めて良い環境の中で録音できました。盤面を替える時に咳払いされたり溜息つかれたり、レコードコンサートだというのに実際の演奏会に向かわれているようでした。
それほど演奏自体が良い。そして盤質がとにかく良い。極上の保存状態と太鼓判が押せる。1937年録音の《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調》と言えばパブロ・カザルスのチェロ独奏、ジョージ・セル指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のSP録音盤。昭和13年頃の発売になる日本ヴィクター盤。盤に傷は無く、シェラック盤固有のノイズも極めて良好。市政便りの告知を観て、これは聴かなければと予定をやりくっての来場者もありました。研修室という音響環境が悪い中でも、ダイナミックレンジの広い奥行きのある良い録音です。SPレコード時代の最上の録音に屈指出来るでしょう。
CDは http://amzn.to/q2nnl0 として出ています。少なくともNaxos盤のブツブツとした音質よりは優良。セルの音楽は無味乾燥だと言われますが、日本に限っての事のようです。そう思って日本盤のCDを聴くと確かにカザルスのチェロばかりが大きく聴こえる様にしてあるみたいです。確かにこの《チェロ協奏曲》の勘所は独奏チェロなのですけれども、独奏チェロが登場するまでの第1面の前半のほとんどホルンの歌わせかたは魅力的です。テンポも緩ませたり緊張感を高めたり。中間のしっとりとした独奏に先立つ弦楽器の密度の濃い優しさ。あぁ、チェコ・フィルなんだなぁって音だけで分かる。復刻LP、CDでは感じ損ねているようです。
チェロ:パブロ・カザルス
指揮:ジョージ・セル
管弦楽:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1937年4月28日、プラハ録音
日本ビクター盤 JAS-675 JD-1187,1188
wavファイルで高品位鑑賞もできます。御希望頂けば用意いたします。
2011年7月9日土曜日
草食系男子の悲哀 音楽の泉 - シューベルト:歌曲集《美しき水車屋の娘》 http://amzn.to/qlpDA2
夏、仕事に不満を持つ青年が奉公先から「さすらい」の旅にでてしまう。しかし「どこへ?」、やりたい事に当てがあったわけじゃない。清水のせせらぎに導かれて小川に来ると美しい少女が水遊びをしていた。良いものが観られたありがとうと「小川への感謝」。少女の事を知りたい、でも彼女は既に誰かのものかも知れない。勝手な「疑い」が浮かんでくる。
「朝の挨拶」をしてみた。少女が挨拶を返してくれた。あぁ、とても嬉しい。月が美しいからと誘い出したものの何をどう話して良いやら、おろおろ。ポツポツと会話(の様なもの)をしているとポツポツと雨が降ってきて「雨が降ってきたわね。さよなら、わたし家に帰るわ」
うわぁ、なんて嬉しいんだ。「お休み」愛しいリュートよ、いつか僕が上手に奏でよう。
・・・
騒がしい、犬たちが騒いで居るぞ。角笛の音がする。「狩人」がやってきた。もじゃもじゃヒゲの野蛮な連中だ。
え、なんてことだ。彼女はあんな男が良いと言うのか。僕に小川で綺麗な花をくれたじゃないか、「しぼんだ花」をどうしたらいいのだろう。でも、いつか僕を選ぶべきだったと気がついてくれる「あの人は誠実だった」と。
「水車屋と小川」は語る。
19. Der Müller und der Bach | 水車職人と小川 |
(Der Müller) | (水車職人) |
Wo ein treues Herze | ある誠実な心が |
In Liebe vergeht, | 愛に消えると、 |
Da welken die Lilien | 百合の花はしおれてしまう、 |
Auf jedem Beet. | あらゆる花壇で。
|
Da muß in die Wolken | また雲の中へと |
Der Vollmond gehn, | 満月も入っていくはず。 |
Damit seine Tränen | その涙を |
Die Menschen nicht sehn. | 誰かが見てしまわないように。
|
Da halten die Englein | そして天使たちも |
Die Augen sich zu. | 目を閉じて、 |
Und Schluchzen und singen | すすり泣き、歌って |
Die Seele zur Ruh'. | 魂に安らぎを与えてくれるんだ。
|
(Der Bach) | (小川) |
Und wenn sich die Liebe | そして愛が |
Dem Schmerz entringt, | 苦しみから解放されれば、 |
Ein Sternlein, ein neues, | 星が、新しい星が |
Am Himmel erblinkt. | 天に輝きます。
|
Da springen drei Rosen, | その時には三つのバラが咲き出でます、 |
Halb rot und halb weiß. | 半ば紅く、半ば白く、 |
Die welken nicht wieder, | もはや枯れることのないバラが、 |
Aus Dornenreis. | いばらの枝の中から。
|
Und die Engelein schneiden | そして天使たちも |
Die Flügel sich ab, | その翼を切り落として、 |
Und gehn alle Morgen | あらゆる朝に |
Zur Erde herab. | 地上へと降りて来るのです。
|
(Der Müller) | (水車職人) |
Ach, Bächlein, liebes Bächlein, | ああ、小川よ、愛する小川よ、 |
Du meinst es so gut: | おまえはそんなにも親身に考えてくれる。 |
Ach, Bächlein, aber weißt du, | ああ、小川よ、知っているのか? |
Wie Liebe tut? | 愛が何をするのかを。
|
Ach, unten, da unten, | ああ、底に、その川底に |
Die kühle Ruh'! | 冷たい安らぎが! |
Ach, Bächlein, liebes Bachlein, | ああ、小川よ、愛する小川よ、 |
So singe nur zu. | そうやってただひたむきに歌っておくれ。 |
そして「小川の子守歌」。
小川はやがて大海に注ぐ、青年よ家へお帰り。あなたの心を悩ませる悪い娘は近づかないようにしたから安心をし。満月が昇り霧が晴れると、上には空がなんて広々としている事でしょう。
午前6時からのNHK-FM「音楽の泉」は、シューベルトの連作歌曲「美しき水車小屋の娘」から。ウィルヘルム・ミューラーの詩、20曲から11曲をディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウの録音で聴きます。ピアノ伴奏をイェルク・デムスした1968年の DEUTSCHE GRAMMOPHON盤。曲中にリュートが小道具として出てくる。美しい娘の身体を思わせるものであり、ギター伴奏で演奏される機会もあります。重々しいピアノよりも、イェルク・デムスの古いピアノを思わせる音色はふさわしいと思います。
- シューベルトの歌曲集“美しい水車屋の娘” - 「歌曲集“美しい水車屋の娘”から」 シューベルト作曲
(39分35秒)
・さすらい ・どこへ ・小川への感謝 ・うたがい
・朝のあいさつ ・涙の雨 ・休み ・かりゅうど
・しぼんだ花 ・水車屋と小川 ・小川のこもり歌
(バリトン)ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ
(ピアノ)イェルク・デムス
<グラモフォン POCG-30171>via cgi4.nhk.or.jp
2011年7月7日木曜日
名手と天才☆ハイフェッツ(Vn)、カペル(pf)、ウォーレンシュタイン指揮LPO / ブラームス、シンディング、ラヴェル ホワイトドッグラベル http://amzn.to/oGkl9Q
夭折したピアニスト、ウィリアム・カペルはクラシックのピアニストで唯一“奇跡のピアニスト”と呼んで良い“ピアニスト”だと思います。“復活のピアニスト”は居るけど、二十歳を過ぎて話題を振りまいている“ピアノ奏者”は客寄せ文句でしかないんだろうなぁ。《春のささやき》と《古い様式で書かれた組曲》の他はピアノの小品が知られている位のシンディング。いや、21世紀の今ではもう忘れられてしまったのかなぁ。シンディングの音楽はクラシック音楽を知った頃に良く耳にしていました。現代音楽の作曲家と言って良いと思いますけれども、親しみやすい音楽です。1950年代に10インチででた録音を1965年にLP化したモノラル盤です。 http://amzn.to/oGkl9Q
☆通販レコード 2007年10月のアマデウスクラシックス第1回頒布で紹介 在庫有り☆
- ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、ウィリアム・カペル(ピアノ)、アルフレッド・ウォーレンシュタイン指揮 ロサンゼルス・フィル
- ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ No.3 http://amzn.to/oGkl9Q
- シンディング:組曲
- ラヴェル:ツィガーヌ
シンディングの《組曲》はダウンロード、試聴が出来ます。
アナログ・オリジナル盤について、詳しくはこちらをご覧下さい http://amadeusclassics.otemo-yan.net/
慰めて欲しい夜には☆ブルーノ・ワルター指揮コロムビア交響楽団、ニューヨーク・フィル / シューベルト:交響曲No.5,No.8《未完成》 6EYEラベル、ミゾ有 http://amzn.to/oIrJiS
ある夜のひととき、自己の人生を振り返るにふさわしい曲と演奏と言えるでしょう。何しろこの演奏は人を慰めてくれるから。《未完成》は1958年、5番のシンフォニーはコロムビア交響楽団との60年の録音。特に《未完成》は昔からこの曲の No.1 の演奏として有名なもので、大編成のニューヨーク・フィルを得て極めてロマンティックな演奏。第2楽章の美しさはたとえようがありません。録音は 6EYEラベルだけに優秀。音に厚味があり弦もしなやかで金属的なところは一切無く、木管もしみじみとした音色です。ハイドン風の古典的性格の強い第5盤はもっとすっきりと演奏していますが、そこにはしみじみとした歌心があって心が暖まってきます。 http://amzn.to/oIrJiS
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- ブルーノ・ワルター指揮 コロムビア交響楽団、ニューヨーク・フィル
- シューベルト:交響曲 No.5,No.8《未完成》 http://amzn.to/oIrJiS
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2011年7月6日水曜日
DECCAのベートーヴェン☆ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィル/ ベートーヴェン:交響曲No.9《合唱》 ミゾ有、ラージラベル http://amzn.to/qrXv5z
甘さのない男性的なイッセルシュテットらしい表現ですが、クライバーの4番がオルフェオから登場した頃からベートーヴェンは去勢されたかDNAだけになったか。歌手たちの呼吸、指揮者の身体の動きも音に感じるステレオ初のウィーン・フィルのベートーヴェン:交響曲全集からの《合唱》。ウィーン・フィルの艶やかな音色としなやかな表現を巧みに引き出しています。ちなみに5番と8番の交響曲を組み合わせた1枚は、当時のレコ芸のレコード・アカデミー賞に輝いています。 http://amzn.to/qrXv5z
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- 独唱:ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、マリリン・ホーン(アルト)、ジェームズ・キング(テノール)、マルッティ・タルヴィラ(バス)
- ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮 ウィーン・フィル
- ベートーヴェン:交響曲 No.9《合唱》 http://amzn.to/qrXv5z
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惑星を極める為の挑戦は成功したか、あなたはどう聴く☆ショルティ指揮ロンドン・フィル / ホルスト:惑星 ffssスモールラベル、オリジナル http://amzn.to/posYQk
爆走する重戦車のような迫力でシカゴ響だったら聴かせてくれたんじゃないかと、何故に手兵を使わないであえてロンドン・フィルで録音したのだろうと当時話題と成った《惑星》のレコードです。土星の写真が印象的なLONDON盤が有名ですが当盤は英アナログ・オリジナル。1978年、英DECCAの有名な録音エンジニアのケネス・ウィルキンソン録音による超優秀録音盤。音のDECCAらしい厚味とエネルギー感に満ちた音で大音量で再生すれば、もう大満足でしょう。もちろんそれだけでなく《金星》でのヴァイオリン・ソロも、しなやかで美しく艶やかです。 http://amzn.to/posYQk
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- ゲオルグ・ショルティ指揮 ロンドン・フィル
- ホルスト:惑星 http://amzn.to/posYQk
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良プレス盤☆フリードリッヒ・グルダ(pf)、アバド指揮ウィーン・フィル / モーツァルト:ピアノ協奏曲No.20、21 ブルーリングラベル http://amzn.to/nJwhUZ
例えば、例えば。英DECCAのオリジナル盤「SXL」の規格盤は、「SDD」の廉価規格盤もあるのですが午前中に「SXL」盤をプレスして、午後に「SDD」盤をプレスしていた時期があると英DECCAレコードのプレス工場で働いていた工員が語っていたと言います。現在の日本に当てはめれば3,000円のCDと1,000円のCDが同じに生産されているといった感じ。イギリス流のジョークと捉えている向きもあるけど、あながち嘘でもなさそう。プレス工場にも違うがあるようでビニールの質にせいか、アナログ盤最盛期の独 DEUTSCHE GRAMMOPHON のレコードで全くチリ音の無いものを探す事は極めて難しい。ピアノのレコードは特に分かり易いのですが、その点このレコードはチリ音の極めて少ないものの一つです。1975年の録音で、エンジニアは巨匠ギュンター・ヘルマンス。グルダのピアノは粒立ち良く1音1音が明解でタッチの違いも良く聴き取れます。バックのウィーン・フィルも小編成という事が良く分かる好録音。 http://amzn.to/nJwhUZ
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- フリードリッヒ・グルダ(pf)、クラウディオ・アバド指揮 ウィーン・フィル
- モーツァルト:ピアノ協奏曲 No.20,No.21 http://amzn.to/nJwhUZ
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フラット盤、ミゾ有り☆レオポルド・ウラッハ(cl)、ロジンスキー指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団 / モーツァルト:クラリネット協奏曲 http://amzn.to/oJhK5x
失った何かをさがしているのか。素朴な音色の中に誰もが浸ってしまう。晩秋から冬にかけて透明度を増す水面。そこに映りこむ樹々や陽光のようなクラリネットの旋律の見事さは言葉に尽くせません。盤は重量盤、フラット盤。1954年録音盤だという、時代を考えると大変良いコンディションです。ウィーン・フィル伝説の奏者として名高いウラッハの代表的名演。現在の私達が無くしてしまった何かがその素朴な音色の中にあり、聴く者の胸を打ちます。音質は音の厚味、豊かさ、やはり最初のこの盤が一番優れています。 http://amzn.to/oJhK5x
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- レオポルド・ウラッハ(cl)、カール・エールベルガー(fg)、アルトゥール・ロジンスキー指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
- モーツァルト:クラリネット協奏曲、バスーン協奏曲 http://amzn.to/oJhK5x
モーツァルトの数多い名曲の中でも映画「愛と哀しみの果て」に使われる以前から、数々のシーンで耳にする機会の多い名曲。おそらくそれらで耳にしている演奏がウラッハの モーツァルト:クラリネット協奏曲&ファゴット協奏曲 です。 http://amzn.to/oJhK5x
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歪み感ゼロ!艶やかなグァルネリの音色☆ワンダ・ウィウコミルスカ(Vn)、アントニオ・バルボサ(pf) / クライスラー小品集 ブラックラベル http://ow.ly/5xCvv
神話(シマノフスキー)とフランクのヴァイオリン・ソナタを両面に収めた CONNOISSEUR SOCIETY の SQ盤は在庫有り( CSQ-2050 商品紹介ページは http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e397129.html )ます。愛用のヴァイオリンは1734年製のグァルネリ。だからか現代音楽を美しい音色で聴かせる女流、バルボサとのコンビで米 CONNOISSEUR SOCIETY に12枚の優れたレコードがあります。その総てを紹介できたらと楽しみです。録音は優秀録音で知られるコニサー・ソサエティだけに、もちろん優秀。ヴァイオリンの音色は艶やかで伸びがあり歪み感ゼロ、金属的な音色に聞こえるところも一切無く美しいヴァイオリンの響きです。1971年録音。ステレオ録音では最も優れたクライスラー小品集の一枚でしょう。特に「ロンドンデリーの歌」は作曲者自身の録音以上と幾人もの評論家が絶賛しています。http://ow.ly/5xCvv
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- ワンダ・ウィルコミルスカ(ヴァイオリン)、アントニオ・バルボサ(ピアノ)
- 『親愛なるクライスラー』~クライスラー小品集 愛の喜び,愛の悲しみ,美しきロスマリン,蓮の国,ウィーン奇想曲,タンゴ,前奏曲とアレグロ,中国の太鼓,ロンドンデリーの歌(ロンドンデリー・エア) 他
ピックアップしたのはお薦めのCDではなくて、mp3ダウンロード。試聴が出来ます。
ワンダ・ウィルコミルスカ フランク:ヴァイオリン・ソナタ、シマノフスキー:神話 http://ow.ly/5xCvv
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優美な新約聖書☆イーヴ・ナット / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタNo.28,No.29《ハンマークラヴィーア》 ホワイト・アンド・ブルー・ラベル http://amzn.to/ijEpJW
新約聖書と言われている極めて洗練された優美なベートーヴェンです。 イーヴ・ナットがその最晩年の1954年、55年に残した全集からの1枚。幸いな事は録音技師にアンドレ・シャルランを迎えた事でモノーラルでありながら、そのピアノの音は瑞々しく気品があり現在聴いても全く古臭さを感じさせないどころか優秀録音です。演奏の素晴らしさは万人が認める通り。1970年代、ウルトラセヴンの最終回で印象的に使われたピアノ協奏曲を演奏したピアニストの録音が、ガンで早世した名ピアニストの録音として絶賛、最高の評価を受けたショパンが十数年後に深層が判明して本当の演奏者名で発売されるようになったら見向きもされなくなった。イーヴ・ナットのベートーヴェンも録音年月を前もって分からないと多くの人が感心して楽しむ。録音年月日という“記録”は罪作りである。 http://amzn.to/ijEpJW
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- イーヴ・ナット(ピアノ)
- ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ No.28,No.29《ハンマークラヴィーア》 http://amzn.to/ijEpJW
CDは Ses Enregistrements 1930-1956 15枚のセットがお薦め。
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巨匠の至芸を味わい尽くせ☆カール・シューリヒト指揮フランクフルト放送交響楽団 / J.S.バッハ:管弦楽組曲 No.2,No.3 レッドラベル http://amzn.to/m7jNON
シューリヒトが晩年に数々の録音を残したコンサート・ホールの中の1枚。チューリヒで1961年録音。先日NHK-FMの《気ままにクラシック》でこのレコードからの一部がオン・エアされたので美しいバッハにうっとりした人が多い事でしょう。“G線上のアリア”は、これ以上にロマンティックな演奏はないと思いませんか?このバッハも古楽器全盛のこの曲の録音の中でも少しも古くさくなく理知的な演奏で、いささかも媚びを売らない格調の高さ超一流の芸術と言えるでしょう。 コンサート・ホールも色んな国のプレスがありますが、その中ではこの仏パテ・マルコーニのプレスが一番音が良いものです。この会社がなければシューリヒトのモーツァルト、ヨハン・シュトラウスなども聴けなかったわけで、それだけでもこの会社は偉い! 但し、コンサート・ホールは超優秀録音のレーベルではないので、念の為。 http://amzn.to/m7jNON
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- カール・シューリヒト指揮、フランクフルト放送交響楽団
- クラウス・ポーラー(フルート)
- J.S.バッハ:管弦楽組曲 No.2,No.3 http://amzn.to/m7jNON
CDは バッハ:管弦楽組曲第2番&第3 として日本コロムビア盤が出たのは20年前!!このまま生涯聴き逃しちゃいますか?
アナログ・オリジナル盤について、詳しくはこちらをご覧下さい http://amadeusclassics.otemo-yan.net/
2011年7月5日火曜日
とことん歌い抜かれたバッハ☆アーヨ、ミケルッチ、イ・ムジチ合奏団 / J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 No.2、No.1 Hi-Fiステレオラベル http://amzn.to/iePZ5g
オリジナル。ほぼノー・ノイズの大変良い状態。ヴィヴァルディか、ペルゴレージかと聞き違いしそうな程、歌い。紛れもなくバッハも歌の人だった。独奏ヴァイオリン、伴奏のアンサンブル共に全く角のとれた、そしてひたすら歌い抜いたあのヴィヴァルディの《四季》を思わせる“イタリアのバッハ”がここにあります。音楽学者からは一言ありそうですが、それはそれは美しい音楽がここにあるのは間違いありません。録音もヴァイオリン、バック共に絹の手触りを思わせる柔らかい音で、どこにも刺激的なところは無く、瑞々しく流石初期の Hi-Fi STEREO ラベルです。http://amzn.to/iePZ5g
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- イ・ムジチ合奏団、フェリックス・アーヨ(No.2)、ロベルト・ミケルッチ(No.1)
- J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 No.2、No.1 http://amzn.to/iePZ5g
CDは Violin Concerti とてもレア。今の耳には受け入れられないのか?とことん歌い抜かれたバッハは音楽ではないと判断されているのでしょうか。
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